九州動物学院でのスクーリング

2月19日に熊本県の九州動物学院さまで、犬の心理栄養学®️入門編 のスクーリングを開催させて頂きました。

スクーリングで毎回させて頂くのは利き酒ならぬ利きグミ。担任の先生にお願いしまして、見本を見せてもらってからいざ体験!です。

これは犬より味覚の優れているはずの人間の味覚が一体どこまで通用するのかという事、あとは「かおり」の有無で味を答える時の確証の差がどれほどかという事を体験して頂く為のものです。

実はこちらの実験にはちゃんとしたエビデンスがありまして、論文も出ています。

食品の味わいと味覚・嗅覚

犬は人間より味覚は劣りますが、それを補って余りある程の嗅覚を持ってます。それを意識するのとしないのでは食事の選び方、食べさせ方、作り方、調理法が変わってきます。

残念ながら、まだまだ犬の食事の専門家の方たちでもその点をきちんと実行されてる方の方が少ないので…

それを意識してほしい!という願いが込められているのが犬の心理栄養学®️でもあります。

テキストに沿ったお話もさせて頂くのですが、丸1日の講習ですので電子レンジで作るのでおからケーキ を作ったりもしました。

白はココナッツミルク

茶色はキャロブ

緑は青汁

黄色はかぼちゃ

4種類を作ったのにもちゃんと意味がありまして…ただ、カラフル!というわけでなくそれぞれの違う香りがあって、犬たちの好みが分かれる体験が出来ればと思って4種にさせて頂きました。

なんでも食べます!!という子もいましたし、普段と違う教室に連れてこられて食べられない子、ビビりながらも「かぼちゃは食べる」とかぼちゃ味を好んで食べてからは他の味もちょっとチャレンジしてくれた子などなど、個性豊かでした。

普段のフードでは分からない一面を覗く事が今後もしかしたらその犬たちとのコミュニケーションの取り方の1つのポイントになるかもしれませんよね。

例えば、かぼちゃに反応した子はかぼちゃ系のおやつをここぞという時に使う事によって、集中力が上がって苦手な事、新しくチャレンジする時にモチベーションをあげる手助けになるはずです。

また、今後食欲がない時にかぼちゃを少しフードに混ぜてあげれば食欲のスイッチがONになって、食べる意欲が湧いてくれるかもしれません。

食欲は命への欲求です。

生きる気持ちが食欲に出ます。

そういった時にその子のスペシャルをどれだけ知ってるかは飼い主側のアドバンテージにも繋がります。

なんでも食べます!という子達も色々と試すとほんの少しの差かもしれませんが好きに段階があるという事を見つけられると思います。

たった1日ではなかなかそこまで見つけるのは難しいですが、今回のスクーリングが受講して下さった方々の将来に役立ちますようにという思いを込めて授業をさせて頂きました。

今年も大変お世話になりました、九州動物学院さまこの場を借りてお礼申し上げます。